トキドキ☆パイレーツ ~海賊の雑記帳~

☆VPRO海賊団のメンバー☆ヨッチャンのブログ☆

☆ 海賊ヨッチャン物語 その1 ☆

☆ 町を襲っていたシルバーソード海賊団の船長ジャグニーのこと ☆

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海賊ヨッチャン物語

 

町の保安官だったオイラが、どうしてまた海賊になってしまったのかを

 

これから

 

少しづつ お話しようと思う。

※(保安官時代については、☆Episode of Yocchan Part.1☆を参照してね)

http://yocchan.hatenablog.com/entry/2017/11/21/230527

 

まずは

 

オイラの生まれ故郷シェイクマリーンを襲っていた海賊について

 

話をしておこう。

 

海賊の名前は、シルバーソード海賊団。

 

銀色の剣を口にくわえたドクロマークの海賊旗を掲げている。

 

船長の名前は、

 

ジャグニー・ステアローグ。

 

およそ20人から30人ほどの手下を従えて

 

ここらの海を縄張りに

 

好き放題暴れまわっていた。

 

シルバーソード海賊団の船長ジャグニーは、実はオイラの幼馴染でもあったんだ。

 

さいころは、町の酒蔵の酒樽を使ってかくれんぼをしたりして仲良く遊んだものだ。

 

ジャグニーは、小さいころから、町の音楽隊に入って、子供ながらでっかいテナーサックスを

 

吹いていた。

 

大人顔負けの迫力の音で町の神童と呼ばれたこともあった。

 

だけど、ジャグニーは中学校に入ると

 

遠方で漁師をしている父親、母親が、いつも家にいないことを理由に

 

いつしか

 

夜の町でうろつくことが多くなり

 

町で気にくわない奴をみつけては、やたらとケンカを吹っかけてみたり

 

オートバイをかっぱらって乗り回したり

 

酒を盗んでまわったりして

 

一晩中大騒ぎの日々を過ごすようになった。

 

だんだんと悪い仲間も増えていって

 

たくさんの悪事を働くようになっちまった。

 

そんなジャグニーでも

 

町で

 

たまにオイラと会ったときには、

 

普通の幼馴染の顔になって、

 

いつかこの町を出て広い世界を回って演奏旅行をしてみたい夢を

 

昔の酒蔵で遊んでた頃の顔に戻って、笑って語ってくれたもんさ。

 

時折どこか寂しい顔をしていたけどな。

 

そのジャグニーの両親がある日、海賊に襲われて漁師の仕事ができなくなるくらい

 

身体を痛めつけられて町に帰ってきた。

 

それに怒ったジャグニーは、

 

ひとり、港にとめてあったモーターボートをかっぱらって

 

海賊に仕返しをしにいった。

 

 

それが

 

シルバーソード海賊団と出会うきっかけになったんだ。

 

ジャグニーはてっきりシルバーソード海賊団の仕業だと単身乗り込んでいったんだけど

 

ジャグニーを襲ったのは

 

実は、シルバーソード海賊団じゃなかったんだ。

 

いつも大漁で帰ってくる、ジャグニーの両親をねたんだ町の漁師が

 

海賊の格好をして

 

ジャグニーの両親を襲ったそうなんだ。

 

偶然通りかかった

 

シルバーソード海賊団の手下が 

 

それを見ていて

 

すぐさま船長にも報告していて

 

そいつらにシルバーソード海賊団も

 

海賊を語る不愉快な漁師に懲らしめにいくところだったんだ。

 

ジャグニーが船長に会わせろと、一人乗り込んできたことに

 

海賊の船長もジャグニーをえらく気に入って

 

ジャグニーとシルバーソード海賊団は、こうして

 

結託して

 

漁師をコテンパンに叩きのめしたっていうわけさ。

 

それから、ジャグニーがシルバーソード海賊団の一員になるのに

 

時間はかからなかった。

 

もともと

 

不良どもを統率できる度量があったジャグニーは

 

やがて

 

シルバーソード海賊団の船長になった。

 

幼馴染が海賊になったと聞いたとき、

 

オイラは、生まれて初めて

 

親友を思い涙したもんさ。

 

保安官のオイラは海賊を退治しなくちゃいけない

 

仕事でもあったからな。